El Enemigo Wines エルエネミーゴワイナリー

エルエネミーゴの哲学は大地から始まる

エル・エネミーゴは、アルゼンチンにおけるマルベックワインの先駆者、ニコラス・カテナ氏の末娘である、アドリアナ・カテナと、土壌の専門家でボデガ・カテナ・サパタのチーフワインメーカーである、アレハンドロ・ヴィヒルとで設立されました。

このコラボレーションは、偉大な勇気とチャレンジから始まりました。ニコラス・カテナ氏が冷涼な気候がブドウの成長に良い刺激になるとの強い信念のもと、メンドーサの高地にブドウを植え始めたというチャレンジから始まります。そのブドウ畑の一つがグアルタジャリーにある「アドリアナ・ヴィンヤード」です。ここからエル・エネミーゴのほぼすべてのラベルに使用されるブドウが栽培されます。

豊かな土壌の上でブドウが育ち、太陽の光を浴びてゆっくりと熟していく様子は、非常に美しいものです。この自然のプロセスを尊重し、手助けすることで、果実と土地が持つ本来の魅力を最大限に引き出すことを目指しています。

世界の舞台に挑戦する2人のパートナーシップ

共同創業者

Adrianna Catena

Adrianna Catena

Co-owner

Alejandro Vigil

Alejandro Vigil

Co-owner & Winemaker

挑むことで進化し続けるエルエネミーゴ

2009年、ニコラス・カテナ氏が南米初、デキャンター誌の『マン・オブ・ザ・イヤー』に選出されたのと同じ日に、もう一つのチャレンジが始まったのです。この日、アドリアナとアレハンドロは、ロンドンでアルゼンチンワインの歴史について語り合っていました。アルゼンチンの忘れ去られた伝統的なワイン醸造技術を復活させるために、ワイナリー設立を決意したのです。例えば、エル・エネミーゴ・シャルドネには、シェリーの製造にも使用される手法が取り入れられ、発酵中の樽内であえてカビの「ベール」を生成させることで、酸化防止剤としての亜硫酸ガスの添加を最小限に抑えます。また、赤ワインには、100年以上の歴史を持つ大樽(フードル)が使用されます。

ワイナリーは、リサイクルプログラムや水の節約など、持続可能性とテロワールへの尊重を重視しています。また、エコツーリズムとスローフードの概念を推進し、自家農園の製品を使用するレストランをアレハンドロの妻マリア・ヴィヒルとで運営しています。ワイナリーではオリーブオイルやジャムも生産しており、レストランではワイン体験を補完するメニューを提供しています。2023年にはミシュラン1つ星及びグリーンスターを獲得するなど、世界的にも注目のレストランです。

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