中秋の名月も過ぎ、ようやく秋らしさが見えてきました。
店先にも秋の味覚が並んでいます。
今月2本目のワインのご紹介は、そんな秋の味覚ともシネジーする(相乗効果)赤ワインのご紹介です。
今迄ご紹介してきたローレン、オーエンそれぞれの畑の良いとこ取りのリゼルバですよ♪
ローレン畑のマルベック70%、オーエン畑のカベルネ・ソーヴィニョン20%、ローレン畑のカベルネ・フラン7%、ローレン畑のプティ・ヴェルド3%。
凝縮したルビー紫のトーン、マルベックやカベルネ・ソーヴィニョンらしいカシスやラズベリーなどの黒く小さな果実味に、プティ・ヴェルドの甘いスパイス、フレンチオーク(新樽と旧樽)12ヶ月樽熟成由来のタバコやバニラ、洗練されたタンニンが複雑さがありながら親しみやすく、気軽さを併せ持つ陽気な赤ワインです。
美味しそうな物を見つけました。戻りかつおです。
4月から5月に黒潮に乗って太平洋岸を北上する際に漁獲された「初かつお」のその爽やかであっさりさっぱりとした味わいはピノノワールを合わせたいです。
一方、秋の9月にかけ水温の低下に伴い南下してきたところを漁獲された「戻りかつお」は夏の間にエサをたっぷりと食べているので、こってりとした濃厚さが特徴。別名「脂カツオ」「トロ鰹」ともいわれます。
この脂の乗り具合がマルベックに合います。
表面をさっと炙った香ばしさもカベルネや樽熟に相乗します。
氷水で締めず温かいままの塩たたきや、変わり薬味としてマヨネーズ醤油に七味を添えてみてください。