四季を愛でるワイン 〜 6月 シネジー ローレン レッドブレンド 〜

マスター・オブ・ワインで、イギリスを代表するワインジャーナリストのティム・アトキン氏によるレポート『2022 Argentina Special Report』で、カサレナのワイン”Single Vineyard Lauren Cabernet Franc 2019”が『Wine of the Year』に選ばれました!!おめでとう!!

今月のワイン2本目は、このカベルネ・フラン主体のブレンドワイン、シネジー ローレン レッド ブレンドをご紹介します。

シネジー ローレン レッドブレンド カベルネ・フラン60%、メルロ30%、マルベック10% フレンチオーク(新樽及び旧樽)で12ヶ月

シネジーとは、相乗効果の意味です。アグレロ地区の最北に位置するローレン畑の土壌は粘土層から下層は砂礫質へと深くつながっています。

複数の葡萄を使用して造られる「ブレンドワイン」は、バランスや複雑性が妙味。シネジーローレンレッドブレンドは、ローレン畑で収穫されたカベルネフラン60%、メルロ30%、マルベック10%のブレンドです。

カベルネフランはもともとフランスのボルドー地方右岸やロワールで地方で栽培されている黒葡萄品種で、柔らかな酸味と程よいタンニンが特徴ですが、カサレナのフランはブルーベリー、スミレ、フランの特徴であるピーマン香は感じられません。微かにユーカリ、そこにメルローの凝縮した果実感と肉厚さが加わり、マルベックからのスパイシーさが加わっています。果実味と酸味の主体の味わいに、細やかで滑らかなタンニンが余韻を引き延ばし、エレガントさを感じさせます。

ロワール河のトゥールでは『鰻の赤ワイン煮』が有名です。またボルドーの郷土料理にも、『八目鰻の赤ワイン煮』があります。そこでスーパーから鰻の蒲焼きを買ってきました。少しグリルで温めます。フライパンに、鰻に付いてきたタレにこの赤ワインを加えて火にかけ、温めた鰻を入れ、タレを絡めます。仕上げには山椒をかけて召し上がれ。

今年の土用の丑の日にお試し下さい。

https://kitayama.trade/