ブエノスアイレス郊外の昼下がり、コンビニほどの小さな近所のスーパーへ歩いて向かいました。店内に入ると、商品が所狭しと積み上げられ、人とすれ違うのもやっとの通路が奥へと続いています。一番奥にはショーケースがあり、吊るされた一頭の牛を前に、威勢のいい店主が手際よく肉を捌いていました。「今日のすすめはミラネサだよ」と、彼は卵液に浸かった揚げ物前の肉を見せてくれます。事前に頼んでおいたアサード用の肉を受け取りました。明日は月に一度の恒例、アサードの日(南米諸国で親しまれている伝統的なバーベキュー料理)です。友人たちが集まり、アルゼンチンの多くの家にあるレンガ造りのコンロで炭火焼きを楽しみます。定番の手土産はマルベック。テーブルには何種類ものマルベックが並び、持ち寄ったワインについて語り合いながらバーベキューを堪能します。
アルゼンチンに生まれたなら、生涯アサードと共に人生を歩むと言っても過言ではありません。休日は、家族や友人が集い、マルベックを片手にアサードを囲んでゆったりと過ごすのが、何よりの楽しみなのです。
国土面積世界第8位が育むのは、高品質なワインだけではありません。アルゼンチンは世界有数の牛肉生産国であり、牛肉をこよなく愛する国民性が根付いています。肥沃な大地と豊かな水源、そして広大なパンパと呼ばれる草原。この恵まれた環境で育まれた牛肉は、世界的に高い評価を得ています。アルゼンチンの牛肉消費量は世界でも上位に位置し(※)、牛の数は人口の3倍にも及ぶと言われています。アルゼンチン産の牛肉は、ヨーロッパやアメリカの高級レストランでも扱われるほど高品質で、特に南米やヨーロッパでは最高品質の牛肉として広く知られています。
日本でもようやくアルゼンチン牛肉の輸入が解禁され、オンラインショップなどで購入できるようになりました。ぜひ、弊社のプレミアムマルベックと、本場アルゼンチン牛肉との素晴らしいマリアージュをお楽しみください。
(※) https://ourworldindata.org/meat-production
https://www.reportlinker.com/dataset/200887e46d7f72ff1d4ff4505c3ed027c4d9c623?utm_source=chatgpt.com
