Domaine AlmaNegra アルマネグラ

黒いラベルに秘められたもの

「AlmaNegra（アルマネグラ）」は、一切の情報を語らないワインです。ラベルには、名前も、ブドウ品種も、産地も記されていません。あるのは、黒一色のラベルのみ。まるで沈黙のように、ただそこに存在しています。

そしてそのラベルに描かれているのは、ヴェネチアの仮面舞踏会に由来するマスク。参加者が素顔を隠し、自分の本質と向き合うように──このワインもまた、「何でできているか」より「どう感じるか」を大切にする、哲学そのものなのです。

伝統に挑戦し、大胆なブレンドと複雑な風味で飲む人を驚かせます。ミステリアスな仮面のラベルは、この神秘と探求というコンセプトを際立たせています。

Wine is Art.

ある日、発酵中のタンクの札が失われ、どのブドウが使われていたのか分からなくなった──それが「アルマネグラ」誕生のきっかけです。“これは何か？”と問い詰めるのではなく、“私は何を感じるのか？”と内側に問いかける。その思考の転換こそが、アルマネグラの真骨頂です。使用されるブドウの品種は毎年異なり、同じヴィンテージは二度と存在しません。そこには、常に移ろい、進化し続ける“唯一無二の物語”が宿っています。「Wine is Art」──ワインとは、魂で感じ、詩で語られるべきもの。そんな彼の思想が、アルマネグラのすべてに宿っているのです。

あなた自身の物語とともに

詩のように余白を残し、哲学のように静かに語りかけてくる一杯。「アルマネグラ」とは、あなたの中にある“まだ言葉にならない何か”と出会うための──黒き魂のワインなのです。目を閉じ、ブドウが持つ香りや風味に心ゆくまで向き合うことで、ワイン本来の姿を感じ取ってみると、新たな物語の可能性を秘めています。

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