四季を愛でるワイン 〜 7月 シングルヴィンヤード ローレン カベルネ・フラン 〜

カサレナの4つの自社畑のうち、アグレロ地区最北の「ローレン畑」は標高918m、畑面積82haで、土壌の深さが際立ち、表土は粘土層から、砂礫質に次いで砂質へと変化する土壌は、懐深く多様な品種を育みバランス良いワインを造り上げます。

今回は、このローレン畑の単一畑ワインで、イギリスを代表するワインジャーナリストのティム・アトキン氏によるレポート『2022 Argentina Special Report』で95点の高得点を獲得し、さらに『Wine of the Year』にも選ばれた ” Single Vineyard Lauren Cabernet Franc ”をご紹介します。

シングルヴィンヤード ローレン カベルネ・フラン カベルネ・フラン 100%

外観は明るく濃いルビー色で、香りはラズベリーやブラックチェリーのジャム、赤いパプリカ、ロースト香、その陰から微かなミントやアスパラガスのような仄かな香りが感じられます。

味わいは、最初に果実味の甘味と酸味、中盤から細かいタンニンがスレンダーでしなやかなボディを作り上げています。

前回のシネジーローレン(カベルネフラン60%、マルベック40%)の際にもご紹介しましたが、鰻の蒲焼に山椒をかけてのペアリングにとても合いますね。魚繋がりでは、穴子のツメ(たれ)や赤身や中トロともいい感じです。

野菜なら赤パプリカやズッキーニ、ナスなど夏野菜を主体としたカレー、スパイスがマッチします。

お肉ならローストビーフ クレソンとホースラディッシュを添えて / 牛肉と赤ピーマンのチンジャオロース / 牛蒡とアスパラガスの牛肉巻はいかがでしょう。

飲むグラスも重要です。お魚系ならブルゴーニュグラスで果実味と酸味を引き立てて、お肉系ならボルドーグラスで果実味とタンニンを引き立てて、さあ召し上がれ。

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