四季を愛でるワイン 〜 12月 Merry Christmas !! 〜

私のオーウェン カベルネ・ソーヴィニョンに対するイメージは、「静かな重厚感」「知性」です。

オーウェンは4人の孫の中で最年長。

今回は、1930年に植えられた樹齢90年ほどの古木「生存者」と言われる畑名に相応しく、古木と土壌の多様性による複雑味のあるカベルネ・ソーヴィニョン100%の赤ワインをご紹介しましょう。

シングル ヴィンヤード オーウェン カベルネ・ソーヴィニョン カベルネ・ソーヴィニョン 100%

カベルネ・ソーヴィニョンは、小粒で皮が厚いため、豊かな果実味としっかりしたタンニンが魅力。

世界中で造られています。

フランス・ボルドー地方の左岸では、主要品種として用いられていて、果実味にタンニンがしっかり感じられますが、カリフォルニアになると俄然、凝縮した果実味が増して、チョコレートやロースト香がするインパクトある飲み応えです。

オーウェンのカベルネ・ソーヴィニョンは、その中間的特徴と言えましょう。

外観は濃い赤紫、縁は透明になってきていて、レッグからアルコール感を感じます。黒系の果実のカシスやブルーベリー、ダークチェリーの凝縮感。ハーブの針葉樹。ビターなチョコレートやロースト香、黒胡椒のスパイス。品のある酸味が果実味を引き締め、フィニッシュに細かいながら存在感のあるタンニンとバニラやロースト香が余韻を彩ります。

大振りで縦長なボルドーグラスで、18℃位でいただきましょう。

ローストビーフホースラディッシュ添えや牛フィレ肉のステーキペッパーソースは王道ですね。

ボルドーメドックでは、カベルネ・ソーヴィニョンにラムを合わせます。ラム肉のイチボや上ロースなどと合いそうです。クミンを入れた七味を添えます。あるいはラム肉のローストローズマリー風味はいかかがでしょう。

クリスマスや年末年始とご馳走を頂く機会に、知的にピッタリと寄り添ってくれるでしょう。

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